増やされる発達障害という刺激的なタイトルに見合う、抜群のボリュームと内容。
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季刊 福祉労働140号 増やされる「発達障害」
装幀 杉本和秀
福祉労働編集委員会 編
9月25日発売!
判型
A5判 並製 156ページ
定価
1200円+税
発達障害の子が「通常学級に6.3%」おり、「大人の発達障害が増えて」学校、職場で対応に困っている、あるいは本人も困っているという。「発達障害」は本当に増えているのか。その背景は何か。
[著者紹介・編集担当者より]
「6.3%」 の数字や発達障害者支援法によって「発達障害」概念が一般にも広がり、その特徴を理解してどう対応するかのメソッド本が書店の棚を埋め尽くしている。しか し、解決の万能薬はなく、それぞれの場の「困ったちゃん」に「発達障害」のレッテルを貼っているだけだったりする。コミュニケーションスキルや社会性がと みに重要視される近年、周囲との関係性に困難を抱える「発達障害」がことさらに注目されることが、周囲と本人のギャップが所属集団、社会への「不適応」と して目立つようになっているのではないか。当事者、医療現場、就労支援の場、学校、親の立場から検証する。(猫)
【目次】
インタビュー
綾屋紗月
弱さ、マイノリティの部分とつながることで自分を取り戻す 聞き手―――編集部
特集 増やされる「発達障害」
発達障害の「増加」をどう考えるか――医療現場から 高岡 健
今なぜ、発達障害が増えているのか――ICFの環境因子と個人因子の双方の視点から 藤本 豊
発達障害を深刻化させる、発達「機会喪失」障害 冠地 情
「発達障害」再考――育てにくい子の子育て経験から 三浦恵美子
それがどうした教育実戦――「この子は『発達障害』なんですよ……」と言われても 岡崎 勝
不登校とかかわる立場から「発達障害」をどう見るか 奥地圭子
発達障害のある人に特化した就労移行支援事業所の実践から見えてきたこと 古川直樹
発達障がい者等の新たな就労へのチャレンジ――やまぼうしのアプローチを中心に 伊藤 勲
インターチェンジ 交差点
街に生きて 「わたしたち」の可能性 曽田夏記
施設から ほとんど知られていないまぶしさのつらさ 吉野由美子
教室の窓 子どもたちが求めているもの 上田孝江
保育所の庭 翼荒馬衆 安藤京子
障害学の世界から 第六十三回
障害者の権利条約と中国――市民社会の取組み 長瀬 修
障害者の権利条約とアジアの障害者 第十回
インチョン戦略を通しての推進 中西由起子
追悼 横田弘さん
内田みどり・福永年久・尾上浩二・米津知子・大﨑靖史・加藤一男・原沢昌道・花田春兆・荒井裕樹・増田 大仏 レア・横田覚
季節風
国連社会規約委員会「日本政府報告書総括所見」報告 池田直樹
ポスト「障害者制度改革」――障害者抜きに障害者のことを決めてはならない 崔 栄繁
第十九回ピープルファースト大会in大阪 案内
現場からのレポート
差別解消法と、共生への道のり――京都の現場での取り組みより 渡邉 琢
生活保護法改正案と生活困窮者自立支援法の議論に参加して――日本型社会的包摂と「優しい暴力」に関する一考察 藤田孝典 第二十九回DPI日本会議全国集会in神戸の報告 笠柳大輔
投稿
私なりのマハラバ村からの政権交代 里内龍史
ISBN978-4-7684-2340-0
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