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2014/01/24

[1]“大人の発達障害”の人々が自己肯定感を取り戻す 新たな交流の場「イイトコサガシ」の可能性。

発達障害を自覚する大人たちが、いまの社会で求められるコミュニケーション力を高めようと、いろいろと悩みながらも取り組みを模索している。
そんな当事者の1人である、冠地情さん(39歳)も、発達障害の大人だけでなく、一般の人を含めた多様な人たちがみんなで一緒に楽しいコミュニティを作り上げる「イイトコサガシ」というワークショップを各地で開いている。


 仕事を転々とし、引きこもりへ

発達障害で閉ざされた"未来"



 冠地さんは、子どもの頃から「自分だけ何か違う」と違和感を抱いていた。
広告代理店のアシスタントプロデューサー、ポスティング、花屋、イベントのアシスタントディレクターなど、仕事を転々とした。
仕事をずっと続けたいと思えなかったし、評価もされなかったという。
その頃、実家が構造的に欠陥住宅だったことが判明。
会社を辞めて、ハウスメーカーと闘った。
結局、メーカーが非を認めて家を建て替えることで決着。
そこで、「そろそろ働こう」と再び動き始めたものの、リーマンショックが起きて、さらに景気が悪くなっていた。
社会に戻る感じがしない。
燃え尽き症候群のようになって、引きこもった。
冠地さんが「ADHDとアスペルガー症候群の混合型の発達障害」と診断されたのは、そんな2008年のこと。
 発達障害だとわかって、少しラクになったものの、"未来"が閉ざされた。

「どうせ、がんばっても発達障害。医師は何もしてくれない。支援も何もない。
いままでできなかったものが、できるようになる気がしなかったんです」
図書館に行くことはできたが、家ではずっと海外ドラマを見ていた。
創作表現者になりたいと思っていた夢も、30歳を過ぎて、曖昧になっていた。
http://diamond.jp/articles/-/17809


池上正樹 [ジャーナリスト]

1962年生まれ。大学卒業後、通信社の勤務を経て、フリーに。
雑誌やネットメディアなどで、主に「心」や「街」をテーマに執筆。
1997年から日本の「ひきこもり」現象を追いかけ始める。
東日本大震災後は、被災地に入り、震災と「ひきこもり」の関係を調査。最新刊は『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)。
他に『ドキュメントひきこもり〜「長期化」と「高年齢化」の実態〜』(宝島社新書)、『ふたたび、ここから〜東日本大震災、石巻の人たちの50日間〜』(ポプラ社)など。池上正樹 個人コラム『僕の細道』はこちらへ
http://bylines.news.yahoo.co.jp/masakiikegami/


「引きこもり」するオトナたち

「会社に行けない」「働けない」——家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそうさせた社会的背景、そして苦悩を追う。

>>最新記事一覧へ
http://diamond.jp/category/s-hikikomori

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