ルールは、相手に質問し合い、皆にわかりやすく共感を示す。
また、ともに同じくらいの時間になるよう、意識して会話する。
そして、テーマは切り口を3回以上変えるなど、求められるタスクもなかなか高度だ。
さらに、見守っていた他の参加者たちにも、それぞれが話した内容の「良かったところ」「面白かったところ」「参考になったところ」をほめてもらう。
批判、助言は一切なしだ。
「話の盛り上がりが感じられて、とても良かったです」
「大人の会話という感じがして、凄く良かったです。今度年上の人に使ってみようと思いました」
実際にやってみると、いつもの癖で、つい聞き役に徹してしまっていたことに気づかされる。
相手にも質問を促すことが、日頃から疎かになっているのではないかと反省させられた。
安心できる居場所で練習すれば
コミュニケーションも楽しくなる
「うちのようなワークショップをいろいろなところで作ってほしいし、関係してほしい。将来、ワークショップ巡りができるようにしたいし、そういう人たちが増えていくと、コミュニケーションも楽しくなっていくと思うんです」
こう冠地さんは明かす。
「安心できるセーフティーネットの中でコミュニケーションを試す経験を積めば、学校や職場、家庭でトレーニングする必要もなくなります。
楽しいコミュニケーションに特化したコミュニティをみんなで作っていけば、いじめや不登校、うつ、引きこもりなどの問題も減らすことができるのではないか」
今後、いろいろな人たちとの関わりの中で、こうしたワークショップの活動スタイルも、少しずつ変わってくることだろう。http://diamond.jp/articles/-/17809
池上正樹 [ジャーナリスト]
1962年生まれ。大学卒業後、通信社の勤務を経て、フリーに。
雑誌やネットメディアなどで、主に「心」や「街」をテーマに執筆。
1997年から日本の「ひきこもり」現象を追いかけ始める。
東日本大震災後は、被災地に入り、震災と「ひきこもり」の関係を調査。最新刊は『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)。
他に『ドキュメントひきこもり〜「長期化」と「高年齢化」の実態〜』(宝島社新書)、『ふたたび、ここから〜東日本大震災、石巻の人たちの50日間〜』(ポプラ社)など。池上正樹 個人コラム『僕の細道』はこちらへ
http://bylines.news.yahoo.co.jp/masakiikegami/
「引きこもり」するオトナたち
「会社に行けない」「働けない」——家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそうさせた社会的背景、そして苦悩を追う。
>>最新記事一覧へ
http://diamond.jp/category/s-hikikomori
2014/01/23
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