「発達障害受容について」
私が話したのは第三に
「他人と比較をしない、しないように心がける、少しずつしない方向にシフトしていく」
発達障害は本当に千差万別です。
アスペルガー、ADHD、LD等が複雑怪奇に交じり合っており、成人の場合はそこに厄介な二次障害も絡み合いますので、まさしくスペクトラム状態となっています。
ハッキリ言いましょう。
受容しやすい側面があるため、受容できた人もいれば、受容が非常に難しいため、なかなか受容できない人もいます。
発達障害の特性が社会的に認められやすい人、と認めてもらえないどころか嘲笑されてしまう人では、受容の仕方もかかる時間も苦痛の種類も全く違います。
二次障害の軽い人と重い人では、そもそも医療の領域が必要か必要でないかが決定的に違うため、やはり受容の過程、道のりは一緒にはなりません。
周りの環境に恵まれている人と、劣悪な環境のため毎日が大変なストレスな人では、受容するための環境が違うため、そもそもの選択肢が違いすぎます。
なので基本的に他人は参考になりません。
他人の発達障害受容に惑わされて、自分を見失わないで下さい。
受容に20年かかる人が、5年で受容できた人を意識しすぎたなら、25年かかってしまうかもしれません。
いや、もしかすると受容のきっかけを見失ってしまうかもしれません。
新しい二次障害・トラウマが発生してしまうかもしれません。
焦らないで下さい…
と言われても無理なことは、よくわかります。
私も出来ません。
なのでせめて、つい他人と比較してしまい、それが原因で焦っている時は
「自分は今、焦っている。
他人と比較して、物凄く焦っている。
ジェラシーを感じて凄く焦っている。
他人を羨んでしまい、絶望感を払拭するために焦っている。
今、自分は…ニュートラルな状態じゃないぞ」
という認識を持つようにしてみては、いかがでしょう?
少なくとも焦っている状態だからこその悲劇…
他人との比較から生まれた衝動的な行動による失敗…
は未然に防ぐことが出来る…
とは言いませんが、減らすことは出来ると思います。
先の
「答えを急がないこと」
に
「白か黒、0か100と言ったような、二元論に陥らないようにする」
そして
「他人と比較をしない、しないように心がける、少しずつしない方向にシフトしていく」
この3つが私の考える発達障害受容のポイントとなります。
これらを逆にする方が実はわかりやすいかもしれませんので、逆にしてみますね。
「答えをすぐに出そうと急いでしまう」
に
「白か黒、0か100と言ったような、二元論で解決しようとしてしまう」
そして
「他人との比較を気にしすぎて、自分を見失ってしまう」
あれ?
昔の私だ(爆)
ちなみに、私も受容できているわけではありません。
皆さん、私と一緒にゆっくり、まったり、じっくりと自分の発達障害特性と付き合って生きませんか?
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2010/12/07
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