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京都府自閉症協会のホームページにようこそ!
http://as-kyoto.com/
「自閉症」というと皆さんはどんなイメージを持たれるでしょうか。
中には一人静かに自分の殻に閉じこもるという病気と思っている方もおられるのではないでしょうか。
しかし、実際には激しく動きまわったり、大声を出したりする人も多いのです。
自閉症とは心の病気ではなく発達障害であると言われています。
京都府自閉症協会が生まれたのは1969年11月で、今年で45周年になります。
最初の頃は自閉症がマスコミに取り上げられブームになりましたが、ひどい誤解や偏見も多かったようです。
幼稚園、保育園にはほとんど入れてもらえず、小学校でも「就学猶予」とか「就学免除」とか言われ、入学できても担任の先生方から「親のしつけができていない」と注意されていました。
環境が悪いと言われて引っ越す人や、講演会の中で「自閉症は親の夫婦仲が悪い」と言われて驚いたり「伝染する」と言う人までありました。
親ですら我が子を理解できず、長年障害児教育に携わられた先生も「わからんわからん」を連発される有様でした。
そんな中で22年前に、小池清廉先生(元京都府立洛南病院院長)、京都市児童福祉センターの門眞一郎先生、同じく村松陽子先生のご尽力で「専門部会」が立ち上げられました。
それ以前から、自閉症の原因は親の育て方や環境などの心因性による病気ではなく、脳の中枢神経の障害であることが明らかになってきていました。
療育は困難ですが、専門部の先生方を始めとしたTEACCH プログラム㊟の実践によって効果が表されています。
2007年に国連が毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」と定め、世界中で自閉症を啓発する運動が展開されるようになりました。
今年は京都でも、京都タワーをブルーにライトアップしてイベントが行われ、多くの人が集まりました。
45年前からすれば隔世の感があります。
現在「京都府自閉症協会」の正会員数は約400名(専門部会員含む)で、当初の正会員数40名の10倍です。
ご支援いただいている賛助会員は約250名です。
年間を通じて、情報担当や専門部、編集部、幼児学齢部、青年成人部、父親ネットワーク、高機能・アスペルガー部の活動の他、学習会、研修会などを行っています。
この10年で国の施策も少しずつ整ってきました。
とはいえ、今後とも新しい会員のニーズを敏感にとらえ、本人と家族の幸せを実現していく会として、まだまだするべきことはたくさんあると考えています。
皆さまのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
㊟ TEACCH(ティーチ)とは、米国ノースカロライナ州で行われている自閉症支援プログラムの総称。
国際的にもその理念や方法が取り入れられている。
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