古い話になりますが、ご容赦下さい。
去年、取材の依頼がメールでありまして。
電話で構いません…とあるのを強引に
「いや、どうせなら会って話したいです」
と直接取材に変更させて頂きました。
なんか電話取材って、聞きたいことだけ聞かれて、一方的に搾取されておしまい…
というようなイメージがどうしてもあったのです。
フェイスtoフェイスでコミュニケーションする形が、やはりスッキリする、安心するのは言うまでもないでしょう。
また、それに応じてくれないなら、断ればいいや、と。
一回こっきりの関係のつもりならば、わざわざ付き合う必要もないかな、と。
そんなどちらかと言うと警戒心優先の態度だったのですが、NHK側は思いのほか(?)柔軟でして、
「え? 会って頂けるんですか? 来て頂けるんですか?」
と言う感じで、いささか拍子抜け(笑)
実際に会ってみると、久保ディレクターはコチラの想像以上に勉強家で、正直びっくりしてしまいました。
今まで上っ面だけの取材をして、内実・本質・急所には全く近づいていないマスコミや支援者が多かったのですが、久保ディレクターは一味違いました。
目指す方向性と言いますか、マスコミと当事者が共存していくビジョンと言いますか、話を聞く姿勢と言いますか、とにかくこの人なら発達障害の番組を任せられるぞ、と(笑)
結局、私たちの話(イイトコサガシの活動)がメインになってしまったのですが、久保ディレクター的には想定済みのようで、特にキラキラ40にこだわりは見せませんでした。
(もちろん、40代の女性の辛さの話は出るには出ましたが…)
久保ディレクターの言葉で勇気付けられたのは
「今後、NHKは大人の発達障害を長いスパンで追いかける予定です」
という衝撃的なコンセプトでした。
表面上の問題だけでなく、一部のわかりやすい当事者だけでなく、ギフテッドな当事者だけでなく…
発達障害の深層に、真相に、新窓に、取り組む覚悟を、NHKが持ったと言うことに他なりません。
これは一般への理解が早まるチャンスだな、と。
成人(大人)発達障害当事者の皆さん!
悲観しすぎないで下さい。
明るい希望も微かではありますが、見えてきているのです。
私たちが私たちであるために、もう一息踏ん張っていきましょう!
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イイトコサガシは心理職アドバイザーが参加する、安全な成人(大人)発達障害当事者会です。
イイトコサガシは今後も成人発達障害当事者(アスペ、ADHD、高機能広汎性等)の居場所作りを進めて行きます。
2011/01/21
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