8月4日に明治安田こころの健康財団で講演させていただいた時、聴衆の皆さんが非常に納得していた、共感していた内容を書かせていただきます。
それは、成人発達障害当事者が
「自問自答が多くなる」
という説明をした時です。
ご存知のように成人発達障害当事者は、その特性を相談できる相手がほとんどいません。
努力不足と言われたり、己の怠惰が原因と言われたり、性格を直せと言われたり…
とにかくロクな事を言われたことがないため、自然とそういったことを内に秘めることが多くなってしまいます。
しかし当然のことですが、問題が解決・解消したわけではありません。
むしろ、外に出せない分、ストレスになってしまいます。
その状態で自問自答が多くなる、というのはある意味必然と言えます。
では、自問自答から導き出される答えは?
大体、視野狭窄で自虐的なものになってしまいます。
もしくは自分を防御するために非常に非現実的なものになってしまいます。
自問自答が不必要といっているわけではありません。
自問自答しかできない環境だと人はより追い詰まってしまう、と言うことなのです。
そうならないためにも、同じ特性で悩んでいる仲間が、その仲間が集まっている当事者会が必要になってきます。
イイトコサガシがなぜ、躍起になって居場所作りを進めているか、色々な形で交流を進めているのか、わかっていただけたでしょうか?
救いのない自問自答によって自分で自分の首を絞めている、余裕を全くなくしている、自分に対しての自信をなくしている、そんな成人発達障害当事者に対して早い段階で呼びかけてあげたいからなのです。
君は一人じゃないよ、と。
多くの仲間が同じような悩みを抱えているんだよ、と。
第21回東京都成人発達障害当事者会イイトコサガシ
2010年8月18日(水)18時半~22時
【重要】東京都多摩地域にある某施設
※ 最寄り駅は国分寺駅から電車で約12分以内。最寄り駅から施設までは徒歩約13分です
http://iitoko-sagashi.blogspot.com/2010/07/81821.html
第22回東京都成人発達障害当事者会イイトコサガシ
2010年8月31日(火)18時半~21時
都内近郊某施設
http://iitoko-sagashi.blogspot.com/2010/08/83122.html
東京都成人発達障害当事者会イイトコサガシ番外編VOL.3
2010年9月4日(土)
第一部:「ジブリ美術館」
第二部:「映像の夕べ」
http://iitoko-sagashi.blogspot.com/2010/08/94communication-communityvol3.html
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2010/08/17
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