「会話によるコミュニケーション能力向上ワークショップ」
は二人バージョンよりも三人バージョンの方が圧倒的に難しいです。
バランスを取りながら会話をしなければならないから、です。
仕切りすぎてもいけないし、自分の色を出しすぎても、出さなすぎてもいけない、そのバランス感覚こそが発達障害当事者にとっての強敵、というわけです。
にも関わらず…
というよりだからこそ、かもしれません。
多くの参加者が試したい、鍛えたい、練習したい、経験したいのは三人バージョンなのです。
私からすれば、二人バージョンがそれほど簡単なわけではないし、二人である程度のアベレージが平均的に残せるようになってからでも遅くない、とは思うのですが。
逆に三人バージョンでは、いかにイイトコサガシをする前提とはいえ、自己肯定感につながりにくいケースも出てきやすくなってしまいます。
二人バージョンだけを行って、次に他のワークショップ…
というのが難しいのも参加者からの要望が強い三人バージョンを削りにくい、というのがあるためです。
しかし、しかし…
いきなり三人バージョンだと、リスクが大きすぎるのは先に述べた通りですので、ここらへんのバランス調整は本当に難しいです。
ファシリテーターが増えてくれば、参加者が増えてくれば、初心者グループといきなり三人バージョンでも大丈夫な熟練グループを分けることも可能なのですが、そこはやはり
「ローマは一日にして成らず」
で、すぐにどうにかこうにかできる問題ではありません。
ファシリテーターを増やすためには、一にも二にも場数、体験できる状況を増やすしかありません。
そのためには平日夜間で開催するか、もしくは違う土日で開催するか…
しかし、開催したとして参加者が集まるのか?
という問題は大きく残ります。
イイトコサガシの参加人数は本当に読めません。
早め早めの告知をすれば、参加人数が安定したか、と言いますと必ずしもそんなことはありませんでした。
基本的には他の当事者会の日程にぶつけたくはありませんので、そうなるとかなりできる日程は限られてしまいます(日程がかぶれば益々参加人数が減るでしょう)。
個人的には関東近郊の他県との交流等に活路を見出したいところですが、それを実現させるためには、想像以上の根回しが必要であり、こちらもそう簡単には問屋が卸しません。
つまらない結論ですが、とりあえず地道に活動を続けて、実績を作っていくしかないのでしょうね…
第7回イイトコサガシについての考察…その1の追記の追記。
2010年4月24日(土)の成人(大人)発達障害当事者会IN豊島区情報はコチラ
「顔と名前を覚えるワークショップ」
「ファシリテーター体験ワークショップ」
「会話によるコミュニケーション能力向上ワークショップ」
イイトコサガシは今後も成人(大人)発達障害当事者(アスペルガー、ADHD、高機能広汎性等自閉症スペクトラム)の居場所作りを進めて行きます。
2010/04/01
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