祖母の手術が成功に終わって一安心…
と思っていたのですが、現実はそう甘くはありませんでした。
何しろ祖母がちょっとしたことで暴れてしまう、というより半狂乱になってしまうのです。
ベッドから車椅子に移動してもらうだけで…
採血するだけ、体温を測るだけ、血圧を測るだけで…
おむつやパットを交換するだけで…
体を拭くだけ、着替えをしようとするだけで…
痛みを和らげるための座薬を入れようとするだけで…
リハビリを行おうとするだけで…
補聴器を交換しようとするだけで…
お医者さんが傷を確認するためにズボンを脱がそうとするだけで…
およそ祖母の口から出るとは思えないような罵詈雑言、唾…
そしてつねる、引っかく…
看護士さんは衛生管理の問題があるため、祖母の行為で出血してしまったなら、1日仕事が出来なくなってしまうそうです。
また、病院からの指示を受け入れられない、理解できない重い認知症の患者は出て行ってもらうこともある…
と強い調子で言われてしまいました。
ミトンの手袋を使ってなんとかしようとするのですが、それ自体で半狂乱になってしまうので手に負えません。
ミトンを使わないでやればやったで結果は同じ…
本来であれば私が前面に出て引き受ければよいのでしょうが、先の日記の通り、ほとんど寝れていない状態なので、正直体も頭も働かない状態で後手後手になっております。
それに加えて…
言い訳なんですけどね…
医療行為がどう行われるかがわからないので、どうサポートしてよいか、わからないのです。
聞いても看護士さんたちは
「私たちでやりますよ」
と笑顔で始めてしまうので、手伝うに手伝えません。
とりあえず、役に立てたなと実感したのは唾対策だけですね。
簡単です。
祖母の口の前に私が手のひらをかざしておけばよいのです。
そうすれば祖母の吐き出す唾は全て私の手のひらでストップしますので。
最初は嫌でしたが、慣れてくればなんてことはありません。
よくよく考えてみれば、祖母のパットやおむつ交換をしているのですから、唾くらいなんともないのです。
しかし、祖母が痛いのは本当でしょうし、その痛みや環境が変わったために不安なのも本当でしょう。
なので、祖母に強く言うことも出来ません。
というより、言っても理解してもらえません。
(こう言うと叔父に怒られてしまうのですが…)
祖母の口癖である
「どうしたらいいんだろう?」
と言う言葉を、今では介護している私たちもつぶやくようになってしまいました…
ココマデーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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6月18日(土)47都道府県交流プロジェクト第16弾!
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6月23日(木)第4回東京都成人(大人)発達障害当事者会イイトコサガシ茶話会IN中野区
6月26日(日)47都道府県交流プロジェクト第17弾!
茨城と東京を結ぶ「イイトコサガシ」発達障害交流ワークショップIN茨城県取手市
(茨城県自閉症協会との共催)
2011年1月23日高森さん講演会&成人(大人)発達障害当事者会の夜明けシンポジウムの様子
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イイトコサガシは心理職アドバイザーが参加する、成人(大人)発達障害当事者会です。
イイトコサガシは今後も成人(大人)発達障害当事者(アスペルガー、ADHD、高機能広汎性等自閉症スペクトラム)の居場所作り(ピアサポート・グループ)を進めて行きます。
2011/06/03
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