以前、カミングアウトしました通り、福島開催は躊躇の連続でありました。
私は自分で言うのもなんですが、見切り発車でどんどん仕掛けていくタイプです。
イベントなんて準備よりも機運。
(言い切るか? という感じですが)
勢いや追い風は全てを凌駕します。
(準備が必要ないって意味じゃありませんからね)
とは言え、です。
福島開催は慎重になりました。
自分の身の安全…
は、いいんですよ、別に。
(人はいつか死ぬんだし)
しかし、人に呼びかける以上は、ある程度は見通しを立てないといけないじゃないですか?
福島の皆さんにご迷惑がかからないようにしないとまずいじゃないですか?
リスクは事前に洗い出して、ちゃんと検討しておきたいじゃないですか?
橋本さん(豊島区区議会議員)に相談に行ったときは、まずはそこらへんの打ち合わせから…
と思っていたんですね。
そうしたら、橋本さんの第一声は違いました。
どんな言葉だったと思います?
「冠地さん、それで福島にはいつ行くの? 来週?」
ら、来週はありえないでしょう…
そんな、そんな、いくらなんでも無謀すぎますよ、それは。
そこで私は正直な自分の気持ちを伝えました。
「ある程度の準備期間を置かなければ、成人(大人)発達障害当事者が集まりません。
未知数な状態で呼びかけても、不安が先行してしまうと思います」
橋本さんは私の返答を見透かしていたようで、冷静にそして簡潔にこう答えました。
「こっちの都合より、あっちの都合でしょ。
早く行けるなら、できるだけ早く行かないと。
先方はなんて言っているの?」
私はよく成人(大人)発達障害当事者会界隈や支援者の皆さんに
「スピードが速すぎる」
と言われますが、橋本さんのスピードはそれ以上でした。
気持ち的にはついていけませんでしたが、確かにその通りだな…
と思いましたので、『心の復興支援プロジェクトIN福島県』の受け皿でありますIIYO楽園代表の煙山さんに連絡を取ってみたところ
「多分ですね…
準備を整えてとか、時期を見定めてとか、震災が落ち着いたらとか、行政との連携が取れてからとかやっていると、来年以降になっちゃうと思います。
なのでもうやれる時にさっさとやっちゃいませんか?」
えぇぇっぇぇ?
本当に?
政治家のスピード、恐るべしです。
ドンピシャリ、でした。
それでもって私が唖然としている間に、橋本さんは更なる一手として国会議員に相談していたわけですから、スピードが違う、全然違います。
これが社会を動かすスピードなんだな、と痛感した次第であります。
橋本さんくらいショートカットしていかないと、間に合わないんですよね。
成人(大人)発達障害当事者の皆さん!
「無理のない範囲で」
このエピソードを胸に刻んで置いてください。
自分たちの生き辛さを理解してもらいたい、支援を検討してもらいたい、政策として反映してもらいたいと考えるならば…
私たちのスピードが問われる、ということです。
世の中、早い者勝ちの要素、ありますので。
たとえば橋本さんのスピードに私がついていけなかったら、どうなったか?
橋本さんは他の陳情を優先させる、ということです。
当然ですよね?
ココマデーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今後のイイトコサガシ関連イベント日程。
発達障害ラジオ「ピカっと生きる」ライブラリーはこちら。
6月18日(土)47都道府県交流プロジェクト第16弾!
埼玉と東京を結ぶ「イイトコサガシ」発達障害交流ワークショップIN埼玉県川越市
6月23日(木)第4回東京都成人(大人)発達障害当事者会イイトコサガシ茶話会IN中野区
6月26日(日)47都道府県交流プロジェクト第17弾!
茨城と東京を結ぶ「イイトコサガシ」発達障害交流ワークショップIN茨城県取手市
(茨城県自閉症協会との共催)
2011年1月23日高森さん講演会&成人(大人)発達障害当事者会の夜明けシンポジウムの様子
成人(大人)発達障害当事者会イイトコサガシの活動が、毎日新聞に紹介されました!
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イイトコサガシは心理職アドバイザーが参加する、成人(大人)発達障害当事者会です。
イイトコサガシは今後も成人(大人)発達障害当事者(アスペルガー、ADHD、高機能広汎性等自閉症スペクトラム)の居場所作り(ピアサポート・グループ)を進めて行きます。
2011/06/14
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