実はプログラム有りきでイイトコサガシを構想したわけではない。
コミュニケーション基本の成人(大人)発達障害当事者会を作りたい、というイメージはあったのだが、具体的にどうするのか、というのは決まっていなかった。
でまあ、それだとザックさんに話を展開できない。
イメージだけ語られても、熱意だけ語られても、気持ちだけ語られても、返答の仕様がないからだ。
そこで叩き台として
「何か、考えなきゃ…」
と思考を始めたら、いきなりアイディアが浮かんだ。
それをただそのまま文章にしただけ、という感じ。
本当に悩んだりしなかった。
まるで用意されていたかのように、すんなり出た。
出産の経験はないけど、これが安産か、と(笑)
そしてすぐに思い立った。
「ああ、これだな。これがあったからだな…」
その原点を今から再現します。
それはリカちゃんという女の子に書かれた手紙。
書かれたのは○○年だから俺は○○才。
相当若いです。
…僕はと言えば、今年のテーマである”異種格闘技戦”を着々とこなしています。
”異種格闘技戦”というのは、文字通り違う格闘技の選手が試合をすることで、有名な所で言えばやはり
アントニオ猪木(プロレスリングNWFヘビー級チャンピオン)
vs
モハメド・アリ(プロボクシング世界ヘビー級チャンピオン)
となるのかな?
とにかくいつもと違うルールで戦うのが、異種格闘技戦の面白さであり、難しさであるわけです。
空手家に
「蹴ってはいけません」
とか、レスラーに
「グローブを着用してください」
とか、柔道家に
「寝技は15秒以内でお願いします」
とか…
これらをルールにしてしまうと、彼らにとっては当然闘いにくいわけで、かと言ってお金を取って客に見せるのであれば、動きがなければつまらない、となるわけです。
(これが誰もいない原っぱでやる、というのであればそういう問題は起きないんですけどね)
これらの問題を解決するには、方法が3つあります。
1つは今流行りの
「バーリ・トゥード」(ブラジル語で、全て有効の意)
です。
これは反則を目潰しと噛み付きに限定する闘い方で、まあ、平等と言えば平等なんですけど、危険と言う意見も出ており、ジャンルの確立は難しそうです。
(最近はいくつかのルールを追加して行うようになっています。寝ている状態でのヒジは認めない、とか、こう着状態が続いた場合はレフェリーの判断でブレイクetc…こうなるともうバーリ・トゥードではありませんよね)
2つ目は、お互いが納得するまで話し合うやり方。
「異種格闘技戦特別ルール」
でもこれはハッキリ言って不毛です。
どちらも勝ちたい以上、納得なんてありえませんから。
大体の結末が両者とも攻め手のないまま引き分けになるか、立場的に力のある方(ステイタスが上、というか要するに挑戦”される”方です)寄りのルールになって…一方的に勝負が決まってしまうかのどちらかです。
(先に出したA猪木vsアリはその最たる例と言ってよいと思います。何しろ、立っての打撃を一切認めず、投げもだめ寝技になったら即ブレイクですから(苦笑)猪木さんにできる攻撃は寝ている状態で蹴る、それだけでした…コレについての詳細は)
3つ目はどちらかのルールに合わせて闘うやり方です。
え? それは異種格闘技戦とは呼ばないのではないかって?
でも違う異なる格闘技の選手同士が試合をするわけですから、これもやっぱり異種格闘技戦だと僕は思います。
で、まあ、僕のやろうとしているのは、この3つ目。
要は相手の世界観に飛び込んで、色々な事にチャレンジしてみたり、今まで苦手と思いやらなかった事、コンプレックスの原因になっているものに取り組んでみる、そういうことです。
いつもいつも自分のルールでしか物事を考えない…
そんなお堅い人間にはなりたくないじゃないですか。
今までの僕は、自分のルールに合わせてもらっている事が多かったので(時には無理やり従わせている事も…)これを機会に視野を広げたいな、色々な人のルールを受け入れられるようになりたいな、と思っています。
(その話は手紙で書くのはもったいないので会ったときに…)
手紙はまだまだ続くのですが、本筋とずれるのでこの辺で(笑)。
その2につづく… ↓
「コミュニケーション能力向上プログラム」の原点。その2
2010年1月31日の成人発達障害当事者会情報はコチラ
「コミュニケーション能力向上プログラム」「呼吸法プログラム」
イイトコサガシは心理職アドバイザーが参加する、成人(大人)発達障害当事者会です。
イイトコサガシは今後も成人発達障害当事者(アスペルガー、ADHD、高機能広汎性等)の居場所作りを進めて行きます。
2010/01/11
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントは承認後に表示されます。