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2010/01/16

イイトコサガシの原点。前編(アスペルガー症候群やADHDのみんなに知ってもらいたい)

なぜ、成人(大人)発達障害当事者会を俺が作ろうと思ったのか?

素朴な疑問だと思うので、それを記しておこうと思う。

ある発達障害OFF会by 2ch に参加したときのことだった。

ほとんど話をしない参加者がいた。

仮に名前をHさんとしておく。

自己紹介も言葉少なで、発達障害(アスペルガー、ADHD、高機能広汎性等)のディスカッションでも、会話に入らない。

幹事が

「話題が合いませんか? 話の流れが速すぎますか? 話を振ったほうがいいですか?」

気を使って聞くとHさんは

「自分のことを気にする必要はない。無理に振る必要はない。今くらいのペースでよい」

要領を得ない言葉で説明した。

最初は知らない人ばかりで緊張しているのか、と思っていたがそうではなく、同じパターンが繰り返された。

つまりはHさんの発言がないため、幹事が心配して大丈夫か尋ねる。

Hさんが幹事に気を使う必要はない、と話の進行を促す。

Hさんが小出しに話してくれる内容で、障害がかなり厳しいこと、家庭環境も厳しいこと、社会的に認められるような特技があるわけでないこと、などがおぼろげにわかる。

しかしそのことを本人が皆に相談するわけでもないので、話題にはならない。

結局、そのままタイムオーバーとなり、会が終了する。

俺の印象としては、Hさんは参加しただけで、ほとんど話せていなかった。

だから、

「これじゃ消化不良なんじゃないだろうか?」

そんな気持ちから、俺は積極的に二次会を提案し、Hさんを誘った。

その結果、Hさん含む数名とファミレスに行き、結構盛り上がった。

内容は発達障害(アスペルガー、ADHD、高機能広汎性等)という枠ではなく、フリートークに近いもので、恋愛の駆け引き的な話も出た。

そこでもHさんは先と変わらず、発言をほとんどしなかった(楽しんではいたが)。

幹事の代わりに今度は俺が、話を振ったり、待ったほうがいいか?と聞いたり、質問があれば、と促したり。

それでも結果は先と変わらなかった。

帰りの電車でHさんと一緒になった。

正直な話、Hさんに対しての突破口が全く見当たらなかった疲労感もあって、俺は本を読み始めた。

そして、乗り換えの新宿駅で別れる寸前…

Hさんが俺に声をかけた。

意を決したように。

その光景は今でも忘れられない。

本当に本当に、勇気を振り絞っているように見えた。

声をかけるという行為の重みが、ひしひしと伝わってきた。

「もう少しだけ、話せませんか?」


中編へと続く。



2010年1月31日の成人発達障害当事者会情報はコチラ

「コミュニケーション能力向上プログラム」「呼吸法プログラム」



イイトコサガシは心理職アドバイザーが参加する、成人(大人)発達障害当事者会です。


イイトコサガシは今後も成人発達障害当事者(アスペルガー、ADHD、高機能広汎性等)の居場所作りを進めて行きます。

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