最後に私達がなぜ、イイトコサガシにこだわっていると思いますか?
自己肯定感を高める以外にも理由は存在するのです。
あくまで私の主観ではありますが…
コミュニケーションの苦手な人に多く見られる傾向として、
「助言や批評は得意だがイイトコサガシが苦手」
というのがあります。
要するに、人の出来ていない所を見つけて批評したり、それに対して助言するのは得意なのですが、人の出来ている所を見つけて、それを表現することは苦手なことが多いのです。
恐らくはアイデンティティを守るために、そういう傾向が強まっていってしまったのだと思いますが…
それだとやはり人間関係はうまく機能しません。
助言や批評が達者な人間と、イイトコサガシの上手い人間なら、やはり好かれるのはイイトコサガシの上手い人間です。
意外と人を褒めるのって難しいのです。
相手が嬉しく思うようなイイトコサガシをするのって、なかなか出来ないのです。
だからこそ、無意識に助言してしまったりするのです。
「会話によるコミュニケーション能力向上ワークショップ」
に何回か参加すると
「相手のよい所を探す」
という習慣が出来ます。
当然です。
だって、絶対にファシリテーターから聞かれるんですから(笑)
でもそれって人間関係で凄く必要なことなのです。
大体のコミュニケーションの苦手な人はまず、
「相手の出来ていない所を探す」
と言うことが無意識に習慣化されていることが多いです。
だからこそ、助言や批評は一切ない形で、イイトコサガシに特化することが肝要、と思うわけです。
減点法が日常な人が加点法を日常にするのは、非常に大変です。
最初のパラメーターが
・減点法96
・加点法4
という割合の人ならば、少しずつしかその割合は変わらないと私は思います。
一年くらいゆっくり時間をかけて
・減点法93
・加点法7
くらいがせいぜいじゃないでしょうか?
これを助言、批評アリでやったらどうでしょう?
多分、割合は変わりません。
(あくまで私の主観ではありますが…)
その5に続く
イイトコサガシは心理職アドバイザーが参加する、安全な成人(大人)発達障害当事者会です。
イイトコサガシは今後も成人(大人)発達障害当事者(アスペ、ADHD、高機能広汎性等)の居場所作りを進めて行きます。
2010/10/03
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